こんにちは。いよいよ最終章に突入と言うところまで辿り着きました。
ご案内はいつも通り俺、野沢和希がお送りします。
第3部第1章……長くなりました。読んで頂けた方、ありがとうございます。お疲れさまでした。
ここだけ読んでいる方、ご興味持って戴けて嬉しいです。ありがとうございます。
では第3部第1章の流れをざっと……。
やっぱりここでも言います。
ネタバレです。
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▼改竄された聖書
ラグフォレスト大陸のダンジョンから抜け出し、無事ローレシア大陸へと帰還した俺たち。
ファリマ・ドビトークへ向かう道中で立ち寄ったエルファーラにて、ユリアの祖父にあたるハーヴェル卿と遭遇した。
思いがけずエルファーラの首都ヴェルヌへ向かうことになり、俺はそこで気になる話を耳にする。
聖書はかつて改竄された。失われた聖書にある『7番目の使者』――それはレガードを彷彿とさせる。
そこには何か意味があるのだろうか。
そして観光気分で訪れた教皇庁では、奇妙な宗教画を見ることに。
描かれているドラゴン退治の一連の絵画、その中でも氷竜との戦闘で対峙する男が身につけているのは俺がつけているのと同じピアスじゃないのか?
勘弁。俺はドラゴンとは戦わないんだってば。氷竜トラファルガーはフレザイルのドラゴン……だったら戦うことにはならないよな?
だって俺、フレザイルには近付かないもん。
――ところがそうは行かなくなる。
▼ツェンカーへ
ファリマ・ドビトークでヘイリーと再会し、腕輪と引き換えにバルザックの行方についての情報を受け取る。
バルザックの行き先は黒竜の島ヘルザードだと言う。
彼の話を受けていろいろと考えた俺は、行き当たった考えに戦慄した。
グロダールは死んだはずだ。バルザックは何を求めている?
気になることはいろいろあるが、こうなったらもうラウバルに問い詰めてやる。
レオノーラへ帰還し、ラウバルからいくつかの解をもらうことに成功した俺たち。
ともかくもバルザックを追ってヘルザードに渡ることは出来ない。任を解いても良いと考えていたラウバルのようだけど、その意に反して行動指針を投げ掛けて来たのはユリアだった。
「わたくしを守って、共にツェンカーへ赴いて下さい」
フレザイルに近付くのは嫌なんだってば。
▼囚われたシェイン
俺たちがそんなことをしている一方、ロンバルト宮廷魔術師ラミアの裏切りによって囚われたシェインは、独力でラミアからの脱出を図った。
しかしながら魔法は封じられているし、無茶な脱出の仕方をしたことで全身はぼろぼろだしで死ぬ寸前。
そんな彼を助けたのが身元不明の二人組み――ソフィアとエディだった。
ともかく魔力を回復しなければ。そう考えたシェインが当面の目的地として定めたタフタルには聖職者のクラリスがいる。
ソフィアとエディの助力を得てタフタルに辿り着いたシェインだったが、エディの素性に気づいたが為に行動方針を変更しなければならなくなった。
その意志を受けて、クラリスがヴァルスへと旅立つ。
封じられた魔力を回復する為にリトリアのエルレ・デルファルに向かうと言う名目でエディとソフィアに同行を続けるシェイン。
だが、その道中でソフィアが攫われた。
そしてシェインはソフィアの素性にも気が付くこととなる。
……とんでもない事態だったんだ。
▼リトリアの火種
リトリアで上がりかけている内乱の動きに気が付いたシェインとエディは、助力を得られそうな人物を探してリトリア王国シガーラントへ。
そこで、ソフィアの育ての父であるフリッツァー卿と出会う。
彼から情報を得る手立てを画策し、シガーラントを発って向かったセルジュークにて、シェインはラミアと再会する。
魔力は復活した。会いたかったぞ。この屈辱、貴様にも味わわせてくれよう。
ラミアと再戦し勝利を収めたシェインは、ラミアの身柄を預けるためにエルフのシーレィを使ってラウバルとの連絡を取る。
それによってシェインの元へ遣わされたモナ駐留軍のヴァルス貴族にラミアを預け、代わりにモナの情勢を受け取った。
これは使えるかもしれない。
いずれにしても、ソフィアの奪回は自分の手で果たしてみせる。
シェインはエディと共に、リトリア国王クラスフェルドがいるはずのクリスファニアへと向かう。
▼帝国継承戦争
そんな最中、帝国継承戦争の方はどうかと言うと。
ロンバルトを失って孤立無援となったヴァルスに、ロドリス・ナタリア・バートがいよいよ侵入を開始した。
リトリアも一応動いちゃあいるけど、クラスフェルドがヴァルスよりもモナの方に興味津々なので、あんまりろくな動きを見せていない。ヴァルスにとっては不幸中の幸いでもある。
とは言え、全然喜んではいられない事態でもある。
ヴァルスの北部に位置する二つの要塞が攻撃、相次いで陥落。連合軍は城塞都市を目指して南下を開始。
ロドリス王国では、リトリアの動向に危機感を覚えたセラフィがグレンを召還してリトリアに派遣した。一方でぐずぐずと協力体制を見せないロンバルトへの牽制に、エレナをレドリックの監視としてつける。
追い詰められたレドリックは、仕方なくある決断を下した。
ロンバルト軍を動かす為に、督戦隊を編成しよう。
ロンバルトがヴァルスに牙を剥いてくるのは、もう秒読み開始だ。
▼覇竜の鍵
そんなヴァルスの状況を打破する為にツェンカーへ援軍を求めてやってきた俺たち。
だけどその道中は安穏とは全然言えなかった。
戦禍の中、ヴァルス王女を連れて大陸を横断するわけにいかないから使える海路を取ってローレシア大陸北部への移動をしたわけだが、メイアンでは絡まれるわ、カサドールでは死に掛けるわ、剣は奪われるわ。
そしてようやく訪れたツェンカーでは、まさに氷竜トラファルガーが覚醒しようとしていた。
加えて、ヴァルスが良からぬ意図を携えて訪問するとの誤解が反乱因子を生み、せっかく訪れてもユリアはおいそれと代表者ルーベルトには会えない状態。
そんな中、俺は気になることがあった。
レオノーラを出て立ち寄ったギャヴァンで、ガーネットから聞き出した聖書の改竄についての話だ。
消えた聖書の一部には、ファーラから使わされた使者の話と、人間にとって最大の脅威である魔物ドラゴンを制する為のアイテムについて記載されていると。
五種類の覇竜にあわせて、剣も五種類。それぞれには使う為の鍵が必要となる。
――氷竜の剣の鍵は、シェインにもらったこのピアスだ。
愕然としつつ慄いた俺だったが、ツェンカーとの交渉にこれは使えると気が付いた。
トラファルガーを制す魔剣を手に入れる代わりに、ヴァルスに手を貸して欲しい。
後は、どうやって反乱因子を黙らせるかだが……。
▼氷竜トラファルガー
氷の大陸フレザイルに渡って魔剣を手に入れた俺たちだが、予想外のところで突然トラファルガーの襲撃を受けた。
だけどこれがまた魔剣の性格が悪い!
魔剣を上手く使いこなせない俺に、探索部隊は壊滅。ほうほうの体で何とか逃れ、一度ツェンカーへと戻ることに。
だがそこでとんでもない事態に巻き込まれることになった。
覇竜の魔剣は狙われている。
ヴァルス王女ユリアの行方と魔剣を手に入れる為に別々に拉致された俺とキグナス。
危うくまた拷問かと思いきや、敵だと思っていたセルが助けてくれた。どういうことだろう?
わからないまま、ともかく脱出を図った俺。だけどこのどこかにキグナスもいるはず。
何とか探さなきゃ。
キグナスを探して建物を彷徨った俺は、想像を絶する事態に遭遇することになった。
嘘だろ?
何の冗談だよ?
――――――――――キグナスッ……。
▼終焉への序章
ツェンカーの街を襲撃したトラファルガーとの激戦を終え、街の修復に追われる中、ツェンカーはヴァルスへの助力を約束してくれた。
尤も俺は、その流れを実際見てはいない。
トラファルガーとの戦闘で生死を彷徨い、意識を取り戻してからもベッドに縛り付けられて動けなかったから。
傷が癒やされていないことで改めて、失ったものを痛感する。
いつも差し伸べられていた手がもうないのだと言うことを。
ここへ続く未来を知っていたのか?
あんたはこうなることを知ってたんじゃないのか?
だとしたら……ナタ、俺はあんたを許さない……。
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はい。お疲れさまでした。
大体流れを思い出して戴けたでしょうか。
では解決すべき謎を列挙してみましょう。
まず、第3部第1章で解決されなかったリトリアの内乱。
これはシェインが走り回ってくれるはずです。エディやソフィア、そしてクラスフェルドとグレンがどう動いていくのか。
それによって帝国継承戦争に大きな動きが生じるでしょうが、ヴァルスにとっては吉と出るのか凶と出るのか。
ツェンカーの参戦によって戦況がどう動いていくのか。
今まで何の動きもなかった国も、誰かの尽力により動きを見せていくことになるらしいです。
レドリックやアンジェリカ公妃もこれからどうするんでしょうね。これよによってロンバルトの運命は左右されることでしょう。
セラフィの暗躍とアンドラーシの行動もヴァルスのこれからに大きな影響を与えることになる、かもしれない。セラフィと言えばマーリアの運命も心配です。
彼女の両親であるアウグストとシェリーナ妃の追放の理由についてはまだ明かされてないですね。
ゲイトとの再会を心待ちにしようと思います。彼が俺たちに何らかの情報を与えてくれるはず。
そして誰もが忘れ始めているバルザックは再訪なるのか。その時黒竜グロダールは始動するのか。だとすると黒竜の魔剣はどこに? まだ見ぬラウバルの召喚魔法も見る機会があるといいなあと思ってたりしますが。
ガーネットの封じられた過去。
レガードの覚醒。
当初の目的であるはずの『王家の塔』攻略。
そして今の俺にとって何より気になるのが、ナタとの再会です。
あらすじ解説はこれが最後。
こんなところまで読んで下さった方に感謝をしつつお別れです。……ありがとうございました。
誰も彼もの運命が決まるはずの第3部第2章。
こちらでもぜひお会い出来るのを楽しみにしています。
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