どうも。野沢です。
果たして俺の苗字だけを言ってわかってくれるのか疑問ですが。
少しばかり諸国に動きが出てきた第2部第1章。
今後の流れに大きく絡む点もいくつかあるので、まとめてみます。
その前にお礼。
ここまで付き合って下さっている方、ありがとうございます。
良かったら復習に付き合って下さい。
ここだけ読んでくれている方も、興味を持ってくれてありがとうございます。
この下は、どこまでもネタバレです。
ここだけ読んで第2章に行っても止めませんが、かなり粗い解説なので、不明な点は増えるかもしれない。
あらすじだけ追ってもそれはそれで構いませんが。
その辺りはご判断にお任せします。好きなように楽しんでいただければ、俺は、それで。
では、第2部第1章の大筋を……。
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▼『青の魔術師』の腹心グレンフォード
風の砂漠でバルザックに攫われたユリアの行方を追う為に、ロドリス王国王都フォグリアに潜入した俺たち。
何が起こっているのか見えずにいた事態が、少しずつ見えてくる。
裏で糸を引いているのはロドリス王国そのものじゃない……。
『青の魔術師』――彼がきっと、レガードの襲撃、そしてともすればヴァルスをじわじわと包囲しようとしている各国の核となる人物だ。
ロドリス在住のヴァルス大使アンリや、偶然遭遇したパララーザの協力を得て集めた情報から、俺たちはロドリス西部の森にある屋敷へ向かってみることになった。
シサーやニーナの知人であるロドリスの司祭クラリスをパーティに加えて出発した俺たちだが、途中で立ち寄った村リデルでアクシデントに遭遇する。
人の気配の絶えた村、一面の血の海、そして、炎上。
ロドリス宮廷魔術師セラフィ――『青の魔術師』の腹心であるグレンフォードに襲われ、シサーの足止めの元リデルから脱出する俺たちの前に得体の知れない魔物が立ち塞がる。
普通の剣では攻撃がきかない魔物――そして、グレンフォードとの繋がり。
あいつは一体、何者なんだ……。
▼帝国継承戦争勃発
俺たちがリデルでグレンフォードや魔物との戦闘を繰り広げている頃、ヴァルスでは帝国継承戦争の開戦と言える戦いが始まっていた。
最初に攻撃を仕掛けてきたのはロドリスの西北に位置する小国モナ公国。
モナの公王フレデリクは3年ほど前に戴冠したばかりのまだ年若い王で、着々とモナの地位と経済状態の向上の為に準備を進めてきた切れ者らしい。
ロドリスと手を結んだモナは海軍でギャヴァンを沖から襲撃、対モナにおける意見が分裂していたヴァルス宮廷は早急に軍隊をぶつけることが出来ずに、ギャヴァンは正規国軍の到着まで市民たちで自衛を強いられることになる。
その時、市民たちの先頭に立って防衛戦を指揮したのがギャヴァン自警軍と盗賊ギルドだ。国の直轄地であるギャヴァンは領主を持たず、自警軍のボードレーとギルドのジフリザーグを指揮官として自警軍軍舎を拠点に奮闘、裏で策略を練ったシェインの功もあって、甚大な被害を受けたものの、ギャヴァンはモナの占領を免れる。
けれどこの時、ほぼ時を同じくして、大きな事件が2つ、起こっていた。
ロンバルト沖で激突したヴァルス海軍とモナ海軍の海戦で浮上した巨大な海洋生物シー・サーペントの暴走による両海軍の壊滅、モナ公フレデリクの行方不明。
そして。
……帝国アルトガーデン皇帝クレメンスの、崩御……。
▼宮廷魔術師 対 宮廷魔術師
そんなことがヴァルスで起こっているとは知らず、グレンフォードから逃れた俺たちは、バルザックに『青の魔術師』が与えたと思われる屋敷に辿り着いた。
ユリアの姿を求めて屋敷を探索する俺たち。
けれど、そんなこととはまだ知らないユリアは、自力で脱出する方法を模索中だった。
ユリアを幽閉したままバルザックは姿を見せない。シェインがユリアに付与した防御魔法も、ユリア自身の神聖魔法も封じられていた。
そんな最中、バルザックの館に姿を現した黒幕――『青の魔術師』。
幽閉されているヴァルスの王女の姿を見たセラフィは、その瞬間全てを悟る。
バルザックが望んでいたのはこれだ、と。
ヴァルスの王女を攫ったバルザックに手を貸していたのがセラフィだとわかれば、それは帝国に対するロドリスの叛意に他ならない。何よりヴァルスが抗議の声を上げないわけがない。
と言って、ヴァルスの王女を消してしまっても、バルザックに嵌められたセラフィは、ユリアを探して屋敷に入り込んでいる俺たち――『レガード一行』に遭遇しないでは屋敷から脱出することが出来ない。
いずれにしても導き出される結論はひとつ。ヴァルスとロドリスの開戦だ。
ともかくもヴァルスの王女を消してしまおうと決めたセラフィの魔法の発動を前に、突如ユリアの持つ『遠見の鏡』が召還を発動させる。
王女の危機に際して噴き上がった赤い柱――ヴァルスの、宮廷魔術師だった。
▼ユリアとの別れ
魔物と戦って見つけた地下への階段と響く振動。
ユリアの無事を望んで駆ける俺の前で、シェインとセラフィの魔法が激突する。
その煽りをくらい、ユリアを庇って一度はずたずたになった俺だけど、キグナスとクラリスのかけてくれた防御魔法、そしてシェインの回復魔法で何とか命を繋ぎとめた。
こちらの増援にセラフィが逃走すると、久々の再会に感無量の俺に……そしてユリアに、シェインが現実を伝える。
「クレメンス陛下が崩御なされた。……王女には、城へお戻りいただきたく」
そう……クレメンスが帰らぬ人となり、レガードの行方がわからない今、ヴァルスは戴く人間がユリアしかいないのだから。
そして俺たちはレガードの行方と……『黒衣の魔術師』の、行方を、追って……。
▼幻の王女
一方、俺たちとの戦闘から逃走したセラフィをロドリス王城ハーディンで待っていたのは腹心グレンフォードだった。
彼はセラフィの意向を受けて対ヴァルス戦に各国を引き込むべく、使者として尽力を尽くしている。特に、ロドリスと並ぶ大国リトリア王国の陥落に。
その出立の挨拶に訪れていたグレンフォードに、セラフィは新たな命令を下す。
「レガードを追え。……その首を必ず、持ち帰れ」
用意が出来ようと出来なかろうと、ヴァルスとの開戦はもはや必至だ。既に遠慮をする必要はどこにもない。
そう腹を括ったセラフィの命令を受けて、グレンフォードはひとまずリトリアへと旅立つ。
グレンフォードだけが知る、セラフィの思いを胸の内に呑んで。
――全ては、幸せを願うたったひとりの少女の為に……
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あとがきでも触れましたが、第2部第1章はごくごく短い期間の出来事が中心となっています。
この辺りから、『青の魔術師』の意図がかなり見えてくるんじゃないのかな……。
市街戦にかなりページが割かれてるので、少し『RPG路線』から逸れた気がしますが、第2章ではその辺りを取り戻していく……と俺としては思います。
続いて、範囲が広がっていく俺たちの冒険を楽しんでもらえると嬉しいです。
では。
第2部第2章でお会い出来るのを楽しみにしてます。
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